ホモにするつもりで適当にやってたらホモじゃなくなった。
魚は若干やりすぎなくらいサガを擁護すると思うの
うーん、どうやったら文章うまくなるんだろ?
○月△日
聖域がざわついている
白銀の刺客を退けた、偽の女神を担ぐ青銅聖闘士たちが
とうとう十二宮に攻め入ってくるのだと
反逆者が反逆者でないことを私は知っている
それでも戦わなければならない
13年前、シオンとアイオロス、そしてサガを守れなかった女神などに
聖域を明け渡すわけにはいかないから
サガ
本当は誰よりも女神のために戦いたいと願っている彼
生き地獄を強制していることは、わかっている
聖域のために
地上の平和のために
アテナすら滅ぼすのだ
○月×日
ついに青銅が乗り込んできた
この戦いは私達にとって、そして聖域にとって大きな節目となるだろう
***
デスマスクが死んだ
誤解されやすいあの人は、もういない
二度と会えない
しかし空虚さに浸っている暇はない
今も青銅たちはこの十二宮を必死で破ろうとしている
サガにはまだやることがある
***
サガから連絡が入った
シュラも、死んだらしい
死の間際にアテナへの忠誠を誓ったそうだ
なぜ、
どうして
今まで一緒にやって来たのに
また一人仲間が死んだこと、共有してきたものが崩れたこと
それらに動揺していないといえば嘘になる
しかし、今この瞬間にも、刻一刻と事態は進んでいる
青銅三人が宝瓶宮に向かっているのを感じる
正直戦況は絶望的だ
デスマスクもシュラも死んだ
切り札であるシャカの小宇宙も途絶えた
ムウとアイオリアはサガへの忠誠心をなくしている
アルデバランやミロも疑念を抱いている
残っているのはカミュと私と、そしてサガだけ
青銅三人を片付けたとしても、ムウが他の黄金を扇動して反旗を翻せば
勝ち目はほぼなくなる
やはり、真の正義はアテナにあるのかもしれない
今降伏するならば、慈悲深い女神は罪人を許すだろう
だが私はサガのために死にたい
あの方は地上を治めるべき人だ
この身が滅んでもその治世が実るなら構いはしない
青銅は一人減り、まもなくこの宮に到達するようだ
おそらくこれが最後の記録になる
○月◇日
長い、夢を見ていた気がする
気が付いたら暗い地の底で眠っていた
近くにはデスマスクにシュラ、そしてサガもいた
あの後、アテナの盾を翳されたサガは自ら命を絶ったらしい
胸が痛んだ
それをさせたのは私だ
自分の犯した罪に耐えきれず自傷するあの方を何度も止め
その手に教皇のマスクを押し付けた
結果、自害するしかないほどに
彼の罪の意識は重く深いものになってしまった
……だがそんな私にもまだできることがあった
前教皇の提案である
ハーデス軍から地上を守るには女神に聖衣のことを伝えねばならない
そのためにハーデス軍に寝返ったふりをして、十二宮を上るのだと
本当に寝返ったと信じ込ませるために、生き残った黄金にあえて敗北する者が必要になる
デスマスクが名乗りを上げた
彼はいつもこうだ
悪辣に振舞ってはいるが、それは良心を気取られることを酷く嫌うがゆえ
ならば私も共に行こう
ずっと前から、共犯なのだから