魚と蟹妄想

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蟹魚の命乞いを本気だと思ってる人々にむしゃくしゃしてやった。
私の脳内ではハーデス軍の雑兵ってことにしておきます…

ただの妄想だけど
ちょっと閲覧注意
・モブが本気で蟹と魚の悪口を言いまくっています
これみたいな感じ でももっとひどい
これが前提です

言いたい放題の雑兵
「蟹座と魚座って永遠の命欲しさにハーデス軍に寝返ったらしいぜ」
「嘘だろ!?黄金聖闘士だぞ?」
「いやそれがマジらしいんだよ、命乞いまでしたとか」
「黄金失格じゃねえか」
「いっそ俺らのほうがまともかもしれないぜ」
「次の蟹座と魚座がかわいそうだな」
「外れ聖衣」
「蟹座って一番多く人殺ししてたよな?」
「ああ、成仏できずに化けて出た死に顔を自分の強さの証とか言ってたな」
「そのくせ自分が殺されそうになったらみっともなく命乞い」
「笑えるな」
「最後改心したとか言うけど信じられるか?」
「嘆きの壁だろ?」
「双子座あたりが洗脳したんじゃね?」
「ありえるな、あいつら雑魚だし」

それを遠くで見てる蟹魚
魚「…………デスマスク、私はわかっているからな?」
蟹「あ?そんなものいちいち言わなくても把握している」
魚「それでももう一回言いたくなったのだ、黙って聞け。……君が幾度汚名を被っても、私は絶対見失ったりしないから」
蟹「そうかよ」
魚「そうだ」
蟹「お前も物好きだよな」
魚「そんなことはないぞ?ただ君の良さは少々分かりにくいのだ」
蟹「そういうのを物好きって言うんだよ」
魚「むう……」
蟹「まあ、物好きに褒められて満更でもない俺も大概終わっているが」
魚「……ふ、君が望むならいくらでも褒めてやるぞ?」
蟹「やめろやめろ。強請っておだててもらうなど悪趣味にも程がある」
魚「そうだな。……それにしても全くバレてないな。そんなにうまかったか、私達の演技」
蟹「お前は俺の後ろにいただけじゃねえか。俺がうまいんだよ」
魚「ああ確かに。もし戦えなくなったら役者になるのもいいんじゃないか?」
蟹「指名手配されてるからそれは無理だな」
魚「そうか……せっかく男前なのにな」
蟹「今日は妙に褒めるな」
魚「思っていることをそのまま口に出してるだけだ」
蟹「お前の頭どうなってるんだよ」
魚「いたって正常だが?」
蟹「じゃあ素直に褒められておくか」
魚「ああ」
蟹「……嬉しそうだな」
魚「私は君が好きなのだ」
蟹「はいはいそうですか」
魚「今までも、これからも」
蟹「熱烈だねえ」
魚「……真剣に言っているんだが?」
蟹「今の流れだとプロポーズみたいだぞ、お前」
魚「プロポーズなどしていない」
蟹「……そうだな。さっき俺に役者になれと言ってたが……逆にお前が戦えなくなったら、俺が引き取ってやってもいいぞ」
魚「巨蟹宮は陰気だから嫌だ」
蟹「隣に小屋を建ててやるよ」
魚「なら、住んでもいい」
蟹「薔薇臭くなりそうだがな」
魚「そのくらい我慢しろ」
蟹「わかったよ」
双子「アフロディーテ……!!」
魚「サガ?どうされました?」
双子「お前があんな風に言われているとは知らなかった。なぜ言ってくれなかったのだ」
魚「私はなんと言われようと構いませんから」
双子「お前が構わなくても、私が構うのだ!」
魚「サガ……」
双子「デスマスク、お前もだ。お前達二人はこの13年間本当によく働いてくれた。アフロディーテは私によって大地の平和が守られたと言うが、お前達によるところも大きいのだぞ」
蟹「私はあなたの命に従っていただけですよ」
双子「とにかく、雑兵達の誤解は私が解く。お前達を反逆者のままにはさせない」
魚「お気遣い、ありがとうございます。嬉しいです」
蟹「……フッ」

魚「さっきはああ言ったが……私だけじゃないんだぞ。サガもシオン様も、きっとアテナだってわかってくれている」
蟹「……そうだな」

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