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(腐)のぼせ魚と和菓子 | ビウム園
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(腐)のぼせ魚と和菓子

キャラ崩壊!!!!!
腐です。

まさかの水瓶→魚

なんで私の脳内では常に和菓子が魚に惑わされてるのか…

のぼせてる魚はぜったいやばい
でそこに和菓子が鉢合わせるっと~~\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
クールになりまくって耐えた和菓子、後日山羊さんにそのことを話してみる
山羊は慣れてるから大丈夫だという。なぜかちょっとむっとする和菓子\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
やばくない?自分で妄想しといてあれだけど死ぬほど萌えない???

…とか言ってたら本当に妄想膨らませちゃったっていう…

でも別物になった。

「アフロディーテ、いるだろうか。知人から花を貰ったのだ。生け方を教えて欲し……」
目当ての人物はバスタオル一枚というとんでもない姿で、湯気と甘い香りを発しながら真っ赤になってへたり込んでいたので、度肝を抜かれて言葉が止まってしまった。
いや、とんでもない?男だから別に問題はないのか。
「ああ、カミュか……、少しのぼせてしまって。見苦しいところを見せてすまないな」
「い、いや……」
向こうがこちらに気付いて見上げてきたので、長い睫毛で装飾された瞳とばっちりかち合う。
やはりこれはとんでもなかった。目が動かない。
「私のことは気にしなくていい」
動揺を気取られないようになんとかそれだけ口に出した。
一度ゆっくり瞬きして視線をずらしてみる。
成功したが、今度は首元の白い肌に捕まった。しまったと思っても遅い。
まだ温かいだろう水滴が流れていく。
「良かったら着替えを取ってきてくれないか?」
言われて我に返る。
「そこに置いてあるから」
「……わかった」
指された方向に踵を返すと自分を惑わす存在を視界から追い出すことはできたが、そうするとあの、シャンプーの香りと彼が普段からまとっている薔薇のそれが混ざった誘惑的なアロマが自己主張を強める。
甘い。甘ったるい。脳髄を揺さぶる致命的な芳香。
目まいがする。
このままでは駄目だ。
歩きながら、深く息を吸って、吐く。
あれは、男だ、同僚だ……。
足を止めて衣服を手に取る。肌触りの良いコットンのネグリジェ。
さあ、またあの姿を目に入れなくてはならない。
……男だ。
女ではない。
男、だ。
自分は異性愛者。
何度も自分に言い聞かせてから、意を決して振り返る。
祖国の童話の姫君のようにも思われるその人は、タオルをもう一枚取り出して髪を拭いていた。布でデコルテは隠れている。
良かった。
「大丈夫か」
「ああ、ありがとう。君の冷気で楽になったよ」
服を受け取りながら言う。無意識に小宇宙を燃やしてしまっていたのか。
「外に出ているから」
「ふふ……男同士なんだがな」
そんなことをやはり髪を拭きながら視線だけこちらに寄越して言うので、胸の奥で心臓が跳ねる。これで何とも思わない男などいるのだろうか?
またおかしな方向へ回り出す思考を振り切り、宣言通り部屋の外へ出た。

双魚宮は薔薇臭い。宮の脇に薔薇園を作っているからだ。折角外に出たのに充満する薔薇の香りのせいで否が応にも彼女……いや彼の存在を意識させられる。
もう自分の鼻を凍らせてしまおうか。
などと考えていたら当人が呼びに来た。
「待たせたな、カミュ。要件はなんだったかな?」
のぼせは引いたようで機嫌よく微笑んで、またシャンプーが香る。
ああ、やはり凍らせておけばよかった。

「この花なのだが」
貰ったものを取り出して見せると、一瞬目が丸くなった。
何だ?
「アミガサユリだな。暑さに弱いから日陰に置いてやるといいよ……といっても、君の宮は特別寒いから、あまり暗いところに置くと拙いか。やっぱり日向に置いてくれ」
先程より露出は減ったはずなのに色気の方はあまり変わらない気がする。
どういう仕組みだか知らないが、彼を包む香りは慣れを許さず、むしろ強まっている。
自棄になってきた。
大体男のくせに寝巻きがおかしい。これでは女と間違われても仕方ないだろう、ただでさえ女神の如き容姿なのに。
女神。魚座の女神、アフロディーテ……彼女は女性のセクシュアリティの象徴である。性別記号の♀も、元は彼女を表すもの。
どういう経緯で男性である彼にそんな女神の名が付いたのかは知らないが、星の運命に導かれる聖闘士のこと、名も聖衣も容姿も天佑なのだろう。だとしたら媚薬……aphrodisiacのごとき妖艶さを持っているのも理解できる。
そんなふうに考えているうちにいくらか冷静さを取り戻した頭で、改めて目の前の人を眺める。一見普通に喋っているがどうも様子がおかしい。引いた頬の赤みが段々戻っているようだ。色気の原因はこれか?
「日向だな、分かった。それより大丈夫なのか、顔が赤いようだが」
「……そうか?」
「ああ」
俄かにそわそわして自分の顔を触ったりしている。熱があるわけではなさそうだ。
「あ……アミガサユリは2月7日の花なんだよ。君の生まれた日。花言葉は『威厳』。贈り主は君のことをよくわかっているな」
取り繕うように少々早口でまくし立てている。
「あなたこそ、私の誕生日を覚えていてくれたとは。嬉しいよ」
素直に意外だったのでそう伝えたら、ますます赤面した。
「な……」
「何を照れている?」
「てっ……照れてなど……ああもう、黙れ!」
追求してみたら怒られてしまった。
「すまない」
「え?あ、いや、君のことではないのだ、こちらこそすまない……」
双魚宮には自分達二人しかいないのだが、では誰のことなのだろうか。まあ、そんなことは最早どうでもいい。本人は否定したがこれは明らかに照れていて、私に視線を合わさないように俯き、無意味に服を摘んだりしている様が何とも愛らしい。
愛らしい?
ああ、そうなのか。
男だが。
「あなたのご両親はテロリストだな」
本当にそう思う。
「は?」
「このような爆弾を作るのだから」
「爆弾?どこにあるのだ」
通じなかった。
説明するのも野暮なので誤魔化そう。
「いや何でもない。ただあなたを可愛いと思っただけだ」
「……!!君はなんなのだ、さっきから!その花も!おかしなことばかり……用が済んだのなら帰れ!!」
彼は照れると怒るらしい。そのまま追い出されてしまった。
しかし、可愛らしかった。性別など気にするだけ無駄だということがよく分かった。今度氷河に会ったら教えてやろう。
それにしても……私はともかくこの花が何かしただろうか?

後日!!

「アフロディーテは可愛いな」
「……は?」
宝瓶宮を訪ねてきたシュラに何気なく言ったらぽかんとしている。珍しいものだ。
「とうとう気が狂ったのか?あれは男だと何度言えば分かる」
「失礼な。私は正気だ。男だということも理解している」
「ではどうしたというのだ。お前ホモなのか?」
「ホモではない。というか、性別を気にすること自体無意味だと気付いたのだ」
「無意味って……」
また電波が始まった、と顔に書いてある。私はこれほどクールだというのに見る目のない奴だ。
「アフロディーテとカミュか……テロリストか爆弾がどうとか言ってたな」
「ああ、それは我が祖国で流行っている口説き文句だ」
「口説いたのか!?」
いきなりテンションを上げるな。
私はあくまでクールに答える。
「何か問題があるか?」
「大有りだ!奴とどうこうなりたいのか!?ならば容赦はせんぞ」
なぜシュラが怒っているのだろう。
少しむかつく。
「可愛いと思ったら口説くのがマナーだろう」
「……俺はお前のキャラがときどき分からない」
ただでさえ怖い顔が更に険しくなっているぞ。
そうだ、疑問に思っていたことがある。彼なら知っているかもしれない。
「それよりシュラ、彼は花なら全て好きというわけではないのか?あの花を持って行ったら怒っていた」
例のアミガサユリを指して訊いてみる。
「いや、特に嫌いな植物はないはずだが……ああ、もしかしたら」
疲れた顔が一転、何やら自慢気になった。
「お前は知らんかもしれぬがな。アフロディーテは植物と会話できるのだ」
なんだその言い方は。牽制なのか?
また少し反感を抱く。
「お前の考えたことをあの花が読み取ってアフロディーテに教えたのだろう」
成る程。それであそこまで照れまくっていたのか。
「ならばわざわざ言葉にせずともよいわけだな」
「待て待て待てなぜ口説く方向で決定しているのだ!?もう十分だろう、まだやるのか!?」
「君の話を聞いて更に可愛いと思ったからな」
「……!!」
露骨にしまったという顔になった。シュラはもっとクールになるべきだ。
「と、とにかく、頼むからあいつはやめてくれ。女ならデスマスクがいくらでも用意する」
「別に女に困っているわけではないが」
「……そうか、だがやはり駄目だ。アフロディーテだけは」
むう。
「先程から思っていたのだが。私とアフロディーテの間でのことにあなたは関係ないのでは?」
言った瞬間、宝瓶宮が凍り付く。
決して私が小宇宙を燃やしたせいではない。
「関係なら、ある」
剣呑になった空気が揺れる。
「あれは本当に、女ではないのだ」
静かに言ってシュラは宝瓶宮を出て行った。

で、終わりだけど…
後味悪っwwww
和菓子が勝手に喧嘩売り出してこうなったww

地の文はこれが精一杯です・・・・

あー和菓子が完全に魚狙いモードに入ってしまった…なぜこうなった…
和菓子の電波が強すぎて山羊、たじたじ
この和菓子は魚の性別疑ってないからいつもの和菓子とは別です!
魚は無自覚です!

山羊がおこってるのはね、魚の男としての自尊心を気遣っているんだよ!ずっと魚を守って来たのは(私の脳内では)山羊だからね!蟹は放任だし、サガはむしろ利用するしね!でもサガは浄化後は逆に過保護になるかもね!

アミガサユリ、日本では3月中旬に咲くらしい。ギリシャは暖かいから2月でも咲きそう(適当)
というかそういうことを言い出したらアミガサユリの花言葉がギリシャでも同じなのか分からないね!アジアの花だから、花言葉ない気がするな…まあ細かいことは勘弁してください!

ちなみにネグリジェは昔は男女兼用だったとか…だからセーフだよ!女装じゃないよ!た、たぶん

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